壁壁式マンションをかっこよくリノベーション

壁式マンションの構造

壁式マンションをかっこよくリノベーション

一般的にリノベーションに向かないとされる壁式構造のマンションですが、使用する部材や間取りの取り方によっては、とてもかっこいい空間をつくることができるポテンシャルを持っています。
では、壁式構造をリノベーションする際のポイントはなにか?

①間取りを工夫して、広い空間を確保する。

撤去することができる壁と撤去することができない構造壁をしっかり認識することがファーストステップです。壁式構造のマンションといえど、すべての壁が構造壁で撤去できない訳ではありません。
なくすことのできる壁を把握し、その上で間取りを考えることで広い空間を取ることもできます。
撤去することのできる壁かどうかを判断するには、竣工図面を確認するのが確実です。壁を一つずつ叩いて確認することもできますが、コンクリートの壁の中には構造でない、コンクリートブロックの壁も存在しています。
もし、コンクリートブロックでできている壁であれば撤去したり、穴をあけることは可能です。(撤去時には激しい騒音が発生してしまうので、住民の方にはしっかりと事前に説明する必要があります。)
コンクリートブロックの壁のように、壁を叩いて判断しきれないことでも、竣工図面を確認すれば一目瞭然です。しっかりと竣工図面を確認し、どの壁を取ることが出来るのかを認識することが、壁式構造マンションのリノベーションを成功させる第一歩です。

②構造壁をどのように活かすのかを考える

壁式構造マンションをリノベーションする際に一般的にデメリットと呼ばれる構造壁も見せ方を考えれば、デザイン性を高めることが可能です。
木地の壁を撤去すると、ラフな仕上げの構造壁があらわになることが多くあります。その壁を塗装で仕上げることで、ラフな仕上がりのカフェのような空間にすることができます。


③電気配線

壁式マンションは天井も床もコンクリートに直接、内装材を施工していることがおおく、照明器具の移動が非常にやりづらいというデメリットがあります。
ただ、そのデメリットもコンジット菅<写真>を使うことで、味のある雰囲気を演出することができます。コンジット菅は実は身近なもので、多くの人がほぼ毎日、目にしています。
おしゃれなカフェやリノベーション住宅でよく見かけるコンジット菅ですが、実は電車の駅にもたくさん使用されています。